~この記事を読んでほしい方~
フランスワーホリに行くことを検討している方
フランスでの採用に至るまでのフローを知りたい方
今回は、フランスワーホリのために仕事に応募して、面接を受けて、採用に至るまでの体験談をしたいと思います。
私は、フランスワーホリに向けて日本にいながら、仕事をゲットすることができました!
前回は、どんなふうに仕事を探したか、ということに重点をおいてお話しました。
今回は、応募・面接・採用の部分について、重点をおいてお話していきたいと思います。
私自身、日本にいながら仕事を得られて、安心した状態でフランスへ渡航できる状態になったことは、非常にラッキーで、まぐれだと思っています。
しかし、同じように、仕事を獲得してから渡航したいと考えていらっしゃる方々への一例として参考になれば幸いです。
前半は応募に際してした工夫をご紹介します。
後半は応募・面接・採用がどのような流れで行われていったかご紹介します。
実用的なことだけ知りたい方は前半だけを、イメージをつかみたい方は後半も読んでいただけると幸いです。
応募
何はともあれ、まずは応募です。
私は、前回の記事でもお話した通り、「Pole」と「Monster」を使っていました。
どちらのサイトでも、最初にCV(履歴書)の登録が求められます。
実際に効果があったかはわかりませんが、応募の際に私がしていた工夫をご紹介したいと思います。
CV(履歴書)の工夫
ワーホリのときに使ったものをそのまま使うのもありですが、私は「モチベーション(志望動機)」を追記してアップロードしました。
もう一つの工夫として、私は、VISAの写真を貼りました!
その他の工夫
CV以外でやったことはというと、「Pole」や「Monster」上で登録できるプロフィールを拡充することです。
そこで登録した内容を採用担当者にも公開できたりするので、より見てもらえる機会が増えるかな、と思いました。(外国人というだけでCVすら開いてもらえないこともありえると思ったので。)
そこで追記できる内容は、コンピテンシーや職歴、語学力、自分の長所など、日本の就職活動とあまり違いはありませんでした。
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面接
さて、応募した後は、面接です。
といっても面接にこぎつけるために、50社近く応募しました!
2週間ずっと返事が来ないか、お祈りが来るかのどちらかで、ずっと辛かったです。。。
そんな中、唯一ポジティブな返事をいただけたところと、いよいよ面接することになりました。
面接と言っても実際に会うことは不可能なので、電話面接でした。
実際にどんな感じだったかを、そのときの感情も合わせてお話していきたいと思います。
留守電が!
このときのルーティンとして、ファミレスでフランス語の勉強をしたり、求人に応募したり、ということをしていた。そしてこの日も同じように手当たり次第求人に応募した後は、RFIを使って勉強してていた。
ファミレスをでるのは夜の9時前。近くのスーパーが10時に閉まるので、安売りになった刺し身や、惣菜を漁りに行く。それをつまみに、一日を締めるのが楽しみになっていた。
人もまばらな、閉店間際のスーパーを徘徊していると、、、
見たことのない番号から電話が!!!
しかも、番号に覚えがないだけでなく、その並びにも覚えがなかった。
「+33」から始まっていたのです!!しかも二桁飛ばしにスペースが空いていた!!!!
そうフランスからの電話だった。留守電まで残っていた。
勉強が一段落して、つまみを探している腑抜けの状態で、しかもスーパーの店内でフランス語を話す気力はなく、一旦画面を見つめながら切れるのを待つ。
番号をググって見ると、、、応募したところの一つだった!
「チャンスがきた!」と思い、つまみどころではなくなった。
目についた色が鈍くなった刺し身を手に取り、すぐさま帰路につきました。落ち着いた環境で対応したかったからだ。
帰りながら留守電を聞いてみると、音質の悪さと話すスピードの速さ、そして私の能力のなさが相まってすべてを理解することはできなかった。しかし、
「あなたのプロフィールは面白い!興味があるからぜひ連絡がほしい。」(勝手に翻訳・要約。以下同様)
ということを言っていることがわかった。
震えた。ほとんど転げ上がるようにして家に入った。
折り返し
落ち着いてみると、メールも届いていた。
「電話したよ。興味があるから折り返してもらえる?Whats appでもいいよ。」
楽天モバイルでの海外通話のやり方がわからなかったし、お金かかるのも怖いから、
「Whats appにしよう。今すぐ始められるけどどう?」と送った。
返事を待っている間、平静を保つことができなかった。
ついに苦労が報われた、仕事を得るチャンスが巡ってきた、でもこれで落ちたらまた一からやり直しか、そんな気力起きるかなー、いや無理やろ。
などと考えていると居ても立っても居られなくなった。
そんなときはあれに手を出すしかない。そう酒だ。
思考を鈍らせてくれるので、余計なことを考えずに済む。
しかも、外国語をしゃべるときにも、変な恥とか文法大丈夫かなとか、考える余裕をなくならせてくれる。まさに一石二鳥だ。
ビールを飲み始めてふわっとした感覚が胸から広がっていきそうな、そんなとき、
「30分後から開始できるよ。大丈夫?」という連絡がきた。
酔いのおかげで最初ほどドギマギしなくなっていた。
「大丈夫だよ。できればゆっくり目に話してね。」という返事を返した。
すぐに返事がきて、「OK。妻は英語も少し話せるから、もしわからなかったら英語で話そう。」とむちゃくちゃ親切な連絡がきた。
すでに好感度爆増で、絶対ここで働きたいと思った。
ちょろい私である。肩入れすればするほど、断られたときに痛い思いをするというのは、人生で何度も経験しているはずなのに。
しばし待機。
面接開始
さて、定刻になった。
まだかかってこない。大丈夫。
フランスは時間通りにするのは失礼なことなんだろ。ちょっと遅れる方がいいんだろ。
頭ではわかっていても、そこは日本人だ。1分過ぎただけで不安になる。
2分、3分と過ぎていく。酔いが覚めていくようで、慌ててビールをあおる。
ふわっとした感覚が戻ってきた5分を過ぎたあたりで着信が!
コールセンターを思わせる素早さで着信をとる。
「Bonjour, 【名前】, Ca va?」(あえて原文)
きたーーーー!!!キターーーーー!!!!!!!
「ぼんじゅーる、さばびあん、めるしー。えぶ?こまんたれぶ?」
以下記憶があいまいだがこんなことを聞かれたと思う。
- 旅行でフランスに来たときはどこに行ったの?
- どうしてフランスに来て働こうと思ったのか。
- 過去の職務経験。
などまあ日本でもありがちな感じやった。
それでも聞き取れないところはちょこちょこあった。
けれど、もう一回聞き直したり、それでもだめであれば英語で話してもらったりしてなんとか、80%くらいは理解できたと思う。
そう考えると、さすがにフランス語力ゼロで日本にいながら仕事を得るのは難しそう、と思った。テキストのやりとりだけで採用までしてくれるのであれば、翻訳アプリなんかを使いながらいけなくもないだろうが、常識的にそんなところはなさそうに思える。
採用
という感じで一通りのやりとりが終わった。
そこから、細かい条件の話が始まった。住み込みで貸してもらえる家のことや、職場までのアクセスの方法について。
「あれ、これってもしかして採用?」
と思わせる雰囲気だった。なんかやぶ蛇になるような気がして、
「採用してもらえるってことでいいですか?」
とは聞けなかった。この小心者めが。
そこからあれよあれよと話が進んでいき、
「じゃあ、今日はこれで。話が伝わっていないといけないから、ラップアップとしてPDFにまとめて今日の話を送るね。A bientot!」
「アビアント!?」やっぱり採用やん!
数時間後メールが届き、親切にも地図や周辺情報まで書いてくれたPDFを送ってくれた。
その後
さて、そうして1週間が経過した。
今も契約書を作ってくれたりと着々と準備を進めてくれているよう。
一応、この記事は採用まで、ということにしているので、そのときの心境を含めた駄文はこれくらいで終わりたいと思います。
エクスペディア-世界最大級のホテル予約サイトさいごに
いかがだったでしょうか。
興奮のあまり覚えていないところもありますが、リアルな流れを知ってもらえれば幸いです。
といっても、日本とさほど変わらないので、ぜひ気負わずに挑んでいただければと思います。
ほなね~
コメント
こんにちは!5月中旬よりワーホリ予定のものです。DELF B2取得済みで会話も問題なく行えるのですが、オフィスワークに応募することは不可能でしょうか?
こんにちは!コメントありがとうございます。
すごい!私もB2持ってますが、会話はいまだに苦手です。。。
会話が問題ないのであれば、応募しても問題ないんじゃないですか。
後は、その仕事の経験とか、そもそもオフィスワークで1年という短期で応募がかかっているか、というところじゃないかと思います。
応募はただ、なのでめぼしいものがあればじゃんじゃん応募されるといいと思います!!!
頑張ってください!